エピレーシックの体験談を聞いてみたいです。他レーシックとは違うの？

レーシック手術を検討しています。趣味がテニスなのですが、友人から「スポーツをするならエピレーシックがいいよ」と言われました。エピレーシックと他のレーシックはどう違うのでしょうか？また実際に手術を受けた人の体験談を教えてください。

まず最初に、エピレーシックとレーシックとのちがいについて、ご説明しておきましょう。

細かい技術的なことを抜きにして、ざっくりと説明しますと、エピレーシックというのは、レーシックよりも最近に開発された、比較的新しいやり方です。
大きな特徴は、以下の２つがあります。

１・角膜が薄い人でも手術を受けられる可能性がある。
２・激しいスポーツ等をする人にも向いている。

まず１についてですが、「レーシック手術は、希望すれば誰もが受けられるわけではない」ということを知っておいていただく必要があります。

レーシックは目の角膜を手術して視力を矯正するわけですが、その際に重要となるのが、角膜自体の厚さです。目の悪さにくらべて角膜が薄すぎる場合、レーシック手術自体が不可能になってしまうのです。当然、レーシックを受けることはできません。

エピレーシックでは、手術できる角膜の薄さが、レーシックよりは融通が利くのです。
もちろん、エピレーシックでも手術ができない人はいますが、レーシックは無理と言われた人でも可能な場合があるということです。

次に２についてですが、エピレーシックとレーシックとではやり方がちがうため、手術後の目の強度がちがってきます（すごくざっくり言っていますので、ニュアンスでご理解ください）。
激しいスポーツ等を行なう人だと、目に強い衝撃が来ることは避けられません。エピレーシックは強度に優れるため、そういう人でも大丈夫、というわけです。

さて、お待ちかねのエピレーシックの体験談ですが、主に手術後の経過について、ご紹介します。
なお、お断りしておきますが、手術の性質上、同じ人がレーシックとエピレーシックを両方受ける、ということは、まず、ありません。ですので、同じ人の体験談で、レーシックの場合とエピレーシックの場合の両方を比較して、ちがいを知ることはできません。このことはご理解いただければと思います。

さて、術後に関してですが、以下のような体験談がありました。

「術後、痛みが出て、痛み止めが必要なくらいだった」（のちに回復）
「視力がそれなりに回復するのに、一週間弱、かかった」（一般的にエピレーシックは、レーシックよりは視力が回復するのが遅れるようです）
「術後、しばらくの間、物が二重に見えた」（のちに回復）
「しばらく、涙が止まらなかった」（ドライアイ。のちに回復）
「術後、しばらくは水泳をしないよう、注意された」
「すぐに目がよくなるわけではなく、時間がかかる。また、安定するまでは、よくなったり悪くなったりして、一定しないので、ちょっと不安を感じた」

全体的に言って、エピレーシックの方が、いろいろと手間なことが多い感じです。
もちろん、それに見合うだけのメリットはあるので、その点をご自分の中でよく比較されてから、レーシックかエピレーシックかをお選びになることをおすすめいたします。